【魔法のコトバ】魔法のコトバのススメ
2023/04/04

アイデンティティを見失ってしまったら
アイデンティティクライシスを経験する時は、きっとこれまでに経験したことのない新たな場面や環境に身を置いていて混乱していることでしょう。
アイデンティティクライシスの下では、何に対してもやる気が出ない、無気力、無力感、出てくるのはため息や涙ばかりとなってしまいます。なんとか楽しいはずの場に出向いても、自分がそこに存在するのかどうかもよく分からない、フワフワと漂う風船の中からその場を見下ろしているような感覚に陥ることも。話を聞いてくれる人がいればいいけど、とても人に話す気にはなれなかったり、そもそも何を相談すればいいかさえ分からない。
それが何らかのゲームならほんの少し立ち止まるだけでまたすぐに動き始めることができても、現実は、再びすぐに歩き始められるとは限りません。アイデンティティクライシスを乗り越えられるのかそうでないのか、乗り越えられるとしてもどれだけの時間を要するのかは分かりません。もしかすると、立ち止まる時間のことを世間からは「不登校」、「引きこもり」、「うつ病」などとカテゴライズされるのかも知れません。
アイデンティティクライシスとは
受験とメンタル
受験を取り巻く環境と、刻一刻とカウントダウンされる残り時間に心の状態は浮いたり沈んだりします。模試の結果には一喜一憂、不合格という結果を想像したときの不安、勉強以外の時間を過ごす誘惑、ついには何を目指していたのか何をしたいのか分からなくなってしまうことも。
受験がアイデンティティクライシスの一因となることは避けたいものです。
魔法のコトバのススメ|揺るぎないアイデンティ確立のために
たとえアイデンティティクライシスに直面しても素早く新たなアイデンティティを確立したいものです。そのために「呪文(=大切なコトバ)リスト」を作ることをお勧めします。
きっと、目指す方向を思い出したり、考え直したりするときの揺るぎない道標になってくれるはずです。
反抗期にも魔法のコトバが有効
「言葉にならないネガティブな想い」は不満の一部だと考えられます。「気持ちを言葉にする力」と「言葉にならないネガティブな想い」にギャップがありすぎると、相談や話し合いに臨む状況を作ることが難しくなります。それでも相手の言葉を受け入れることができず、乗り越えるべき場面を理不尽な態度や言動で逃げ切る10代の若者の態度が反抗期と呼ばれているように感じます。
呪文は気持ちを言葉にする作業の力になります。大切な年代をイライラしながら過ごすよりも、やりたいことに真っ直ぐに取り組む時間となるよう、自分に呪文を唱え、子どもに呪文をかけていきませんか。
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